口臭の分類・原因
生理的口臭
(1)起床時の口臭(モーニング・ブレス)
起床直後に口がネバネバしていて、不快に感じることがあります.これは,夜,寝ている間に唾液の分泌が少なくなり,細菌が増殖して口の中が汚れてしまうからです.
(2)空腹時の口臭(ハンガー・ブレス)
食後2~3時間経つと唾液の分泌量が減ってきます.その後,食べ物が口の中に入ってこない時間が長ければ長いほど,つまり,空腹時であれば唾液の分泌量は減り続けます.その結果,唾液による口の中の掃除がおろそかになり,口臭も出やすくなるのです.
(3)緊張したときの口臭
唾液が分泌される量は,体の精神状態の影響も受けやすいのです.そのため,ストレスや緊張によって掃除役の唾液の分泌が減少し,口臭が出やすくなるのです.
(4)老人性の口臭
人間は年をとるにしたがって、唾液の分泌量が減ってきます.お年寄りに「年寄りくさい」口臭が発生しやすいのは,加齢による唾液の分泌量の落ち込みで,掃除役が少なくなり,口臭が出やすくなるからです.
病気による口臭(口の中の病気)
(1)歯垢(しこう)
食べカスを放置しておくと,やがて歯の表面などに「歯垢(プラーク)」と呼ばれる,歯の垢(あか)が付着しはじめます.歯垢のなかの細菌は,口の中にある食べカスが大好物です.食後に正しい歯磨きをしていないと細菌がどんどん増殖していき,口臭の大きな原因になります.
(2)歯肉(歯ぐき)の炎症
1 mg の歯垢の中には,約1億にものぼる細菌がいるといわれます.膨大な数の細菌が毒素や酸素を出していますので,そのまま放置しておくと,歯肉に炎症が引き起こされます(歯肉炎).歯肉炎を放置しておくと,炎症は深い部分にまで広がり,ついには歯を支える骨を溶かしてしまいます.こうなると,膿が出たり,歯が抜け落ちたりします.このような状態が「歯周病」と呼ばれるものです.これらの歯肉炎や歯周病は口臭の原因の8割を占めているともいわれています.
(3)舌苔(ぜったい)
歯垢,歯周病に次いで,口臭の原因になるのが「舌苔」です.舌苔は舌の表面に体積していき,細菌によって分解され,代謝の産物として悪臭を発し,口臭の原因になります.
(4)虫歯
「口の中の病気で,口臭の原因になるものはなんですか」と聞かれると,まず思い浮かべるのは虫歯ではないでしょうか.しかし,実際は歯垢,歯肉の炎症,舌苔に次いで4番目のランクです.
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