口臭予防―口臭予防は舌と唾液が鍵を握る

舌　⇒　舌苔（ぜったい）がたまると口臭が強くなる！

対策

タンククリーナー（舌を掃除する専用のグッズ）を使って舌の掃除をする

タンククリーナーを使うときは，タンククリーナーを舌に当て舌苔を奥のほうからかき出すようなつもりで軽く手前に引きましょう．また，コツとしては，頻繁に使わないことと，ゴシゴシ強くこすらないことです．舌は重要な役割をもっている場所です．こすりすぎると，舌の表面を荒らしてしまいヒリヒリするだけではなく，味覚を感知する機能を傷つけることもあります．商品の説明をよく読んで正しい方法で使いましょう．

唾液　⇒　唾液が出にくいときは口臭が強くなる！

対策

寝る前に念入りに歯磨きをする

睡眠中は唾液の分泌が減少し，口の中を洗い流す能力が減退するために，
細菌が繁殖するのに絶好の環境となります．その結果、睡眠中は極端に口の中の衛生状態が悪化します．そして，誰でも寝起きは最も口臭が強くなります．そこで，寝る前には，念入りに歯磨きをして可能な限り細菌の数を抑えておきましょう．これを実行すれば，目覚めたときの口の中の不快感はかなり軽減されるはずです．

ティータイムをとる

食間や空腹時にはすすんでティータイムをとりましょう．緑茶やウーロン茶など「ポリフェノール」を含むものは，口の中をさっぱりさせるとともに，においの成分と結合して消臭効果が得られます．また，ブラックコーヒーには，ニンニクの消臭効果を持つ成分が含まれています．もちろん，水を飲むだけでも効果があります．

ガムを利用する

ティータイムの時間をとれない場合は，ガムを噛むことをおすすめします．ガムを噛むと唾液の分泌が促されます．最近は，虫歯予防の効果を持ったキシリトール入りのガムやシュガーレスガム，フラボノイドやクロロフィルなど消臭作用がある成分が配合されたガムが人気です．

とにかくよく噛む

噛めば噛むほど，唾液の分泌は活発になります．三度の食事も，ゆっくりよく噛んで食べるようにすることが，口臭予防には大切なことです．また，よく噛むことはアルツハイマー病など痴呆を予防する効果があることも指摘されています．